新装は投資対効果とともに、家賃を含めた経費と収入のバランスが重要です
新装とは新築と違い、賃貸物件や商業施設内の一室を賃借した上で内外装工事を行い、クリニック(診療所)や薬局を開院することを指します。
新装の場合は、まず内外装の工事になりますので、新築と比べて初期費用は大幅に減ります。一方で、月々の家賃支払が必要となることからランニングコストが上昇します。
従って、内外装の減価償却費と月々の経費が収益の圧迫要因となります。一方で、一般的には借入金は少なくて済むことから、返済額も少なくなり、月々の収益の確保さえしっかりとできれば経営としては成り立つと言えます。
この点では、商業施設の集客力が大きなメリットとなります。家賃の一部は実質的に販促費用と見なすことが可能です(税務上ではなく経営管理上の話です)。全くの1からの開院の場合は、より早く収益を得られる可能性があります。
まとめますと、新装の場合は、初期費用は新築に比べて下がる一方、月々の医業収益と費用のバランスが非常に重要になります。