手打ちの田舎蕎麦で人気の「手打ちそば 天手古舞(てんてこまい)」様店舗の耐震診断と耐震補強を行った事例です。
建築から年数も経っており、万が一の備えとして耐震補強をすることになりました。
古民家風のアットホームな店舗で内装や雰囲気に味のある店舗ですので、改修によって雰囲気が損なわれないように気を配りました。
耐震診断
まず耐震診断を行って計算を行い、補強が必要なところを見極めました。現在の基準からみると、耐震性能が足りていない部分があり、下記の他にも玄関や厨房など、耐震補強が必要な場所がいくつか見つかりました。
耐震補強
耐震性能を低下させている壁を壊して構造用合板を入れていきます。筋交いが入っていない部分について水平荷重に抵抗する耐力壁を入れるという考え方となります。
補強後
壁や天井に補強が必要となったため、やや雰囲気が変わった面もありますが、以前の雰囲気を残しつつ、耐震性能に不安の無い状態にできたと思われます。
なお、丁度工事が終わった次の日に震度5の地震が発生しましたが、問題なく耐えることができました。