グローバル化が進む企業を象徴するようなムスリムフレンドリー化の事例です。
M社様では昨今インドネシアをはじめとした東南アジア出身のムスリム(ムスリマ)の方が増えていることから、こういった従業員の方が礼拝で困らないようイスラム教の礼拝所を設置したいとのことでした。
東京都が制作したハンドブックによると、ムスリムの礼拝について5つのポイントがあるそうです。
- 太陽の動きに従い1日に5回の礼拝
- 礼拝はギブラ(メッカの方角)に向かって行う
- ギブラの方角が分かるマット(絨毯)を敷く
- 礼拝の前にウドゥ(お清め)を行う
- 男女別々に礼拝する
このようなポイントを踏まえ、水場を設置するなど、ムスリムの方が気持ちよく礼拝できるようリフォームを行いました。
リフォーム前
元々は、あまり使われていない部屋の一角です。
リフォーム中
水道を生かしながら、部屋の構造を作っていきます。
体を清めるための水場を設置しています。
リフォーム後
まとめ
法務省によるとインドネシアからの技能実習の数は、全体の約8.6%(令和2年発表資料)で第4位となっており、多くの技能実習生の方が来日しています。
インドネシアでは約2億3,000万人のムスリム人口がいるということです。これは、人口の約85%となります。
技能実習制度は今後も続く見込みですから、今後は様々な場所でムスリムの礼拝所が必要になってくるかもしれません。